制作の話

ディレクションのお話 12月11日アドベントカレンダーの記事

お客様との商談・交渉は毎回私が担当しています。営業とディレクションの役割になるかと思います。

今回は、どうゆう気持ちでお客様と向き合い、どのようにディレクション業務をしているかについて3つの側面からお話したいと思います。

ウェブサイトを制作する上で最も大切に考えている事

1)お客様の望む結果を超える、満足してもらえるサイトを作る

2)お客様が無理なく継続的に運営していけるサイト

3)技術面、マーケティング面での知識を持つ事




1)お客様の望む結果を超える、満足してもらえるサイトを作る

これは制作にかかわる皆様が目標としている所で、さまざまな工夫を皆様していると思います。私がその中でまず行うのは、「お客様の仕事をしっかり理解する」という事です。

お客様が日々何を考え、どうゆう気持ちで仕事に取り組み、どんな工夫をしているか、一番の売り上げはどこから起こっているか、ウェブサイトを作る事とどうかかわってくるか。他の同業者とどう異なるか。


そんな事をしっかりお聞きしています。サービスを提供する側のお客様の視点に対して、こちらは、たいていはサービスを受ける側になるので、その両方の立場や気持ちを考えていくと、いろいろなアイディアが浮かびます。お客様の望むパフォーマンスを引き出すサイトを制作する際の様々なベースになる事だと思います。


同業者のサイトやサービスも比べます。よりお客様がその業種で、特化した特徴が見えてきます。いわゆるキラーコンテンツのような差別化できる特徴を見つけます。岡目八目と言いますが、その仕事に関わっていない立場から俯瞰してみる事で、見えてくる特徴もあります。



制作事例谷戸のびのび保育園 (MovableType.netでの制作)


特徴を全面に出して

たとえば先日公開させた保育園サイトのお話です。市の認可保育園であれば、一般的にどこもさほど大きな違いが無いように思えてしまいます。ですが、撮影等で園内を拝見させていただくと、園児の防犯や安全にとても注力している保育園でした。

ご本人たちは当たり前の事なので、言及していませんでしたが、園内を見て周り、説明を聞く事で、運営者が何を大切に日々の保育の取り組みを行っているかを知る事ができました。他の保育園では導入していないセコムを導入したり、各種安全機器やIT機器を揃えていました。細かい所まで、児童に対する安全配慮がありました。そして、これはこの園の大きな特徴である事に気付きました。

そこで新サイトでは、保護者様へ向けて、児童の防犯、安全に特別に配慮している事を全面に推す事としました。自分が親の立場になれば、子どもの命が一番ですから。


さらに便利な機能を実装

また、保育園にお子様を預けている父母にとっては、お子様のその日の様子をすばやく知りたいと思います。働いているからこそ、短い時間で手軽にその日のお子様の様子やクラスの様子、食べた給食、献立や明日の持ち物、行事の日程。。。などなど。

もしそれが、帰りの通勤時間ですばやくチェックできたら、どんなに楽でしょうか。

というわけで、鍵をかけた、充実した保護者ページをウェブサイトに設ける事としました。園にかかわる情報取得が手軽にできる事を、この園のもう1つの特徴としました。




2)お客様が無理なく継続的に運営していけるサイト

ウェブサイトは作って終わりではありません。お客様にとってはそこからが本番なのだと思います。


私がディレクションしていく上で大切に考えているもう1つの事は、「無理なく継続的にウェブサイトを運営できる」かどうかです。


これは、お客様の運営体制の事です。誰が更新していくのか、何人で更新するのか、担当者のその仕事にさける時間はどれくらいなのか、専属の担当がいるのか、いないのか、担当者のITに関する理解度や慣れはどの程度か。


そこをしっかり見極めて全体構造、ページ設計を考えます。ログインしてどこに入って(何回クリックして)どこから更新していくのか、徹底的にわかりやすい、便利に更新ができる事を考えます。


更新だけをまとめたブログを作る事もよくあります。徹底的にわかりやすく、迷わないようにする為です。


簡単であればあるほど、更新をしてくれるようになりますし、サイトパフォーマンスを挙げ、望む結果を出すためには、継続的な更新が最も大切であるからです。



また、自分であれこれ写真などを変更したい方もいます。その場合は、トップページを含め、何をご自身で変えたいのか、または自動で表示された方が便利なのかをお客様の力量とともに考えます。


お客様の気持ちと、実際に割ける労力と力量のバランスを考えて、楽しんで変更できるようにカスタマイズします。楽しく更新、変更ができればサイトに愛着を持って更新頻度が増します。



ウェブサイトを制作した後から、よりお客様の望む結果を継続的に達成していく為には、


お客様が簡単に更新できて、更新頻度が増す事、楽しく更新や変更ができる事が、とても大切であると考えています。



3)技術面、マーケティング面での知識を持つ事


お客様のお仕事を理解し、よりよい提案をする為には、使うシステムを熟知している必要があります。


ウェブ制作の営業の中には、できない事をできると言ったり、できる事をできないという営業が居たりしますが、それは制作に関する知識が無いからだと思います。


IT用語をならべ、平気で嘘の知識をふりかざし、半ば騙すような営業も居るのは悲しい事です。


どんな機能やシステムでも、自分がちゃんと理解できていれば、専門用語を使わずに、平易な言葉に置き換えて、お客様がわかるようにちゃんと説明する事ができます。


特別なプログラムを入れる必要がない、通常の機能のウェブサイト制作であれば「MovableType.net」のシステムを制作のベースとして利用する事をご提案しています。とても優れたサービスだからです。


MovableType.netをベースとした構築を多数していますので、技術面、構造面での知識があります。


ベストなパフォーマンスを出すサイトをご提案するには、そのシステムを十分知っている事が必要不可欠だと考えています。


1)お客様の望む結果を超える、満足してもらえるサイトを作る

2)お客様が無理なく継続的に運営していけるサイト


という目標を達成する為には、


ユーザー心理を計算したデザイン、パフォーマンスを引き出す使い勝手や導線。それらを実現するにはコーディングの知識もあった方が良いと考えています。


そしてマーケティングの知識、SEO・SEMの知識も持っている方が良いと考えています。




ベストなパフォーマンスを出せるウェブサイト制作・成長し継続的な運営を達成できるサイト

そのようなディレクションをするには、技術面、マーケティング面、SEO知識は持ち合わせた方が良いと考えています。



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長くなりましたが、12月11日のアドベントカレンダーの記事としたいと思います。

この制作のお話の1つ前は昨年のアドベントカレンダーの記事という。。。

1年に1度の更新になっている。w これ誰がディレクションだ?笑



来年は2020年。さらに良い年になると思っています。

皆様にとってもさらに良い年となる事を願っています。